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執筆者の写真TADUGANE CRAFTS

栃の平皿と、廃材集成材のボウル

更新日:2022年10月12日

8/28(日)は、朝から『モノづくり共同体』の押沼拠点に出張し、旋盤教室の講師をやってきました。小学3年生のお子さんが図工の自由研究の題材にされるということで、スケートボードの廃材を利用した(リサイクルではなくアップサイクルという言葉があるらしい)旋盤加工にお付き合いさせて頂きました。実際に作業されるのはお父様がメインでしたが、いかんせん初めての木工旋盤ということでしたので、まずは基礎的な説明も兼ねて栃の平皿を1枚作って頂きました。

本題の廃材ボウル加工でも主に使用するボウルガウジの扱いを中心に、手取り足取りでお伝えさせて頂きました。途中からピンとくる部分があったご様子で、講師役としても「伝わってる!」という実感を得られました。


完成。表面。亜麻仁油でオイルフィニッシュしました。


裏面。刃物でいいところまで仕上げられていた為、サンディングも短時間で済みました。


ここからが本題です。

タイトボンドと油圧プレスでご自身で積層された持ち込み材です。なんとか円柱状に切り抜いて来ようと試行錯誤されたそうですが、お手持ちのジグソーは刃が折れ、志半ばの状態でご持参されました。まずはバンドソーで丸く切り抜きましたが、サイズが不揃いな板を積層されているため、凸凹が沢山あります。生憎ベルトサンダーが故障中だったため、旋盤を利用して均しました。


形が整い、回転が安定したところから受講者さんに作業してもらいました。合板を積層してさらに合板にしたような材料なので、はっきり言って刃物の通りは悪く、材に含まれる塗料や接着剤が刃物について切れ止むのも早い。


表面は、ほとんどを受講者さんに加工してもらいました。色鉛筆の削りかすのような木屑が沢山出ました。


カラフルなボウル。ウレタン系塗料で塗装されるそうです。

普通のグリーンサラダくらいではお皿に負けそうですね。

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