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執筆者の写真TADUGANE CRAFTS

アシタカの雅な椀 コピーモデル

映画「もののけ姫」で主人公のアシタカヒコが使う通称“雅な椀”を作ってみます。

今年の7月に、同作公開25周年企画で公式からも100個限定で販売された模様です。4万円ほどで販売されたようですが、先ほどメルカリを見たところ10万円前後で売却済みの出品がいくつかあり、現在出品中のものでは60万円というものがありました。そういうことをする人間は実にさもしいなと思いますね。まぁそんなことは置いといて。

公式の製品仕様を見ると、直径120mm×高さ70mmとあります。ちょうどいいくらいの欅があったのでそれを使って削り出します。

まずは特徴的な高台から取り掛かります。ボウルガウジ・スキューチゼル・パーティングツールを使います。

高台の上には装飾的な切り込みがあり、腰から銅がせり上がっていて、少し段差を付けて縁に向かう感じです。公式の写真を見ながら当て推量で削っていきます。


一皮剥がしたところで割れを発見。萎えますな。

まぁ今回はこのまま行けるところまで行きましょう。


高台をチャックで掴んで反対面を加工します。予め深さを決め、その深さまでドリルで穴を空けておきます。底に平面を作るデザインなのでドリル穴がもう少しで消えるというところまで来たら、周囲とのバランスを取りつつ平面を作っていきます。縁はもう少し売る削りしたかったのですが、割れ部分の強度が心配だったのでほどほどで諦めました。

最後はもう一度反対向きで掴んで、高台周りを綺麗に仕上げます。




なかなかいい感じに出来たと思います。

オリジナルは朱塗りなので、朱塗りしてみようと思います。


転売ヤーに儲けさせず、自分で作っちゃうという選択肢もあるんですヨ!

そういったお手伝いはさせて頂きます。

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